活動報告・予告/Annual Reports/石井研究室2011 の履歴(No.3)


研究室教員

発表論文

  1. Akihiko Ishii, Sohei Asami, Yoko Fujiwara, Aya Ono, and Norio Nakata, Heteroatom Chem., 22, 388–396 (2011): Syntheses, Structures, and Complexation of cis- and trans-Cycloheptane-1,2-diyl-fused Crown Thioethers ([12]ansS4).
  2. Tomoyuki Toda, Norio Nakata, Tsukasa Matsuo, and Akihiko Ishii, J. Organomet. Chem., 696, 1258–1261 (2011): Synthesis and structures of dialkyl zirconium complexes with an [OSSO]-type bis(phenolate) ligand bearing a trans-1,2-cyclooctanediylbis(thio) unit.
  3. Akihiko Ishii, Tomoyuki Toda, Norio Nakata, and Tsukasa Matsuo, Phosphorus, Sulfur, and Silicon, 186, 1169–1174 (2011): Coordination Chemistry and Organic Synthesis Utilizing Cycloalkane-1,2-dithiol.
  4. Akihiko Ishii, Kanako Asajima, Tomoyuki Toda, and Norio Nakata, Organometallics, 30, 2947–2956 (2011): Synthesis of Ti(IV) and Zr(IV) Complexes with an [OSSO]-type Bis(phenolate) Ligand Bearing a trans-Cyclohexane-1,2-diyl Ring and 1-Hexene Polymerization.
  5. Akihiko Ishii, Yuki Yamaguchi, and Norio Nakata, Org. Lett. 13, 3702–3705 (2011): Fluorescent 3-Methylene-2,3-Dihydrochalcogenophenes Incorporated in a Rigid Dibenzobarrelene Skeleton.
  6. Norio Nakata, Shun Fukazawa, Nanami Kato, and Akihiko Ishii, Organometallics, 30, 4490–4493 (2011): Palladium(II) Hydrido Complexes Having a Primary Silyl or Germyl Ligand: Synthesis, Crystal Structures, and Dynamic Behavior.

発表論文-特記事項

論文5がSynfacts誌で紹介された:Synfacts, 2011, 10, 1067: Highly Fluorescent Dyes, Never Mind the Heavy Atoms, contributed by Timothy M. Swager and Olesya Haze.

総説

  1. Norio Nakata, Tomoyuki Toda, and Akihiko Ishii, Polymer Chemistry, 2, 1597–1610 (2011): Recent Advances in the Chemistry of Group 4 Metal Complexes Incorporating [OSSO]-Type Bis(phenolato) Ligands as Post-metallocene Catalysts.

学会発表

  1. 日本化学会第5回関東支部大会(2011.8.30-31,東京農工大、小金井キャンパス) ベンゾバレレン骨格に組み込まれた1,4-ジフェニル-3-メチレン-2,3-ジヒドロカルコゲノフェン誘導体の合成、酸化反応および蛍光特性(2B5-22) ○安中辰朗,中田憲男,石井昭彦
  2. 日本化学会第5回関東支部大会(2011.8.30-31,東京農工大、小金井キャンパス) (S,S,S)-trans-シクロオクタン-1,2-ジチオラト架橋白金-イリジウム二核錯体の合成と性質(2B7-07) ○小松原千鶴,中田憲男,石井昭彦
  3. 日本化学会第5回関東支部大会(2011.8.30-31,東京農工大、小金井キャンパス) [OSSO]型配位子を有するアルミニウムカチオン種の合成,構造および反応性(PB2a003) ○斎藤雄介,中田憲男,石井昭彦
  4. 第58回有機金属化学討論会(2011.9.7-9,名古屋大学東山キャンパス) [OSSO]型ジルコニウムおよびハフニウム錯体を触媒とする高活性かつイソ選択的重合反応(O2-09) ○戸田智之,中田憲男,石井昭彦,松尾 司,玉尾晧平
  5. 第58回有機金属化学討論会(2011.9.7-9,名古屋大学東山キャンパス) trans-シクロヘプタン縮環型[OSSO]配位子を有するジルコニウム錯体の合成と重合反応(P2B-28) ○伊久間啓太,中田憲男,石井昭彦
  6. 第61回錯体化学討論会(2011.9.17-19,岡山理科大学) ジベンゾバレレニル基を有するカルコゲン化合物とパラジウム(0)錯体との反応(1Da-05) ○山口雄規,中田憲男,石井昭彦
  7. 第61回錯体化学討論会(2011.9.17-19,岡山理科大学) [OSSO]型配位子を有する4族および5族アミド錯体の合成と性質(2PD-05) ○戸田智之,中田憲男,石井昭彦,松尾 司,玉尾晧平
  8. 第22回基礎有機化学討論会(2011.9.21-9.23,筑波大学) ジベンゾバレレン骨格に組み込まれた1-カルコゲノ-1,4-ジアリール-1,3-ブタジエン誘導体の合成,酸化反応および蛍光特性(C11) ○安中辰朗,中田憲男,石井昭彦
  9. 第22回基礎有機化学討論会(2011.9.21-9.23,筑波大学) チオフェン縮環3-メチレン-2,3-ジヒドロチオフェン誘導体の合成と蛍光特性(1P035) ○小林将太,中田憲男,石井昭彦
  10. 第22回基礎有機化学討論会(2011.9.21-9.23,筑波大学) 1,3-イミダゾール-2-カルコゲノンの酸化反応:安定なジカルコゲニドジカチオン種の形成(2P035) ○河内史彦,中田憲男,石井昭彦 ポスター賞
  11. 第57回高分子討論会(2011.9.28-9.30,岡山大学) シクロアルカン環が縮環した[OSSO]型四座配位子を持つ4族遷移金属触媒の合成とイソ特異的重合反応(3F06,依頼発表) ○石井昭彦,中田憲男,戸田智之,伊久間啓太,松尾 司
  12. International Symposium on Catalysis and Fine Chemicals 2011 (C&FC2011, ファインケミカルズ合成触媒国際会議2011)(2011.12.6,奈良) Zirconium Complexes with an [OSSO]-Type Ligand Bearing a Cyclooctane Ring: Synthesis, Structure, and Isospecific 1-Hexene Polymerization (Poster) Tomoyuki Toda, Norio Nakata, Akihiko Ishii, Tsukasa Matsuo, and Kohei Tamao 優秀ポスター賞
  13. 第38回有機典型元素化学討論会(2011.12.7-9,石川県立音楽堂邦楽ホール) ビス(ジベンゾバレレン)ジテルリドと白金(0)錯体との反応(O-29,P-35) ○山口雄規,中田憲男,石井昭彦
  14. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) 強リン光性五員環1,2-テルラプラチナサイクルの合成と発光特性 (2K4-35)      ○山口雄規,中田憲男,石井昭彦 (学生講演賞)
  15. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) p-アルキニルおよびp-(ジフェニルアミノ)フェニル基を有する,ジベンゾバレレン骨格に組み込まれた3-メチレン-2,3-ジヒドロチオフェン誘導体の合成,酸化反応および蛍光性 (2K4-51) ○安中辰朗,中田憲男,石井昭彦
  16. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) trans-シクロオクタン縮環[OSSO]型ビス[(o-トリメチルシリル)フェノラト]配位子を有するジルコニウム錯体の合成とアルケン重合 (3G2-06) ○河内史彦,戸田智之,中田憲男,石井昭彦
  17. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス)   [OSSO]型ビス(o-フェニルフェノラト)ジルコニウム錯体の合成とそのオレフィン重合触媒能 (3G2-08)  ○戸田智之,中田憲男,石井昭彦,松尾 司,玉尾晧平
  18. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) ジベンゾバレレン骨格に組み込まれた 3-メチレン-2,3-ジヒドロチエノ[2,3-b]チオフェン誘導体の合成と蛍光特性 (4K4-16) ○小林将太・中田憲男・石井昭彦
  19. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) trans-シクロオクタン環を有する[OSSO]型ビス(フェノラト)アルミニウム錯体をLewis酸触媒とするヘテロ-Diels-Alder反応 (1PA-044) ○斎藤雄介,中田憲男,石井昭彦
  20. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) trans-シクロヘプタン縮環型[OSSO]型ビス(フェノラト)配位子を有するハフニウム錯体の合成と1-ヘキセンの重合反応 (1PB-033) ○伊久間啓太,中田憲男,石井昭彦
  21. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) (S)-BINAPおよびtrans-シクロオクタン-1,2-(S)-BINAPおよびtrans-シクロオクタン-1,2-ジチオラト配位子で架橋された白金-イリジウム二核錯体の合成とそれを触媒とするヒドロシリル化 (1PB-045) ○小松原千鶴,中田憲男,石井昭彦
  22. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) 嵩高い置換基を有するヒドリド-セレノラト白金(II)錯体とアルキン類の反応 (3PA-068) ○青木雄太郎,加門ひとみ,中田憲男,石井昭彦
  23. 日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) パラジウム(0)錯体による(2-ヒドロキシベンジル)スルフィド誘導体の炭素-硫黄および酸素-水素の開裂反応 (3PA-106) ○鈴木五弦,古川範行,戸田智之,中田憲男,石井昭彦

学会発表-特記事項

  1. ポスター賞,河内史彦,第22回基礎有機化学討論会(2011.9.21-9.23,筑波大学) 1,3-イミダゾール-2-カルコゲノンの酸化反応:安定なジカルコゲニドジカチオン種の形成(2P035)○河内史彦,中田憲男,石井昭彦
  2. 優秀ポスター賞,戸田智之,International Symposium on Catalysis and Fine Chemicals 2011 (C&FC2011, ファインケミカルズ合成触媒国際会議2011)(2011.12.6,奈良) Zirconium Complexes with an [OSSO]-Type Ligand Bearing a Cyclooctane Ring: Synthesis, Structure, and Isospecific 1-Hexene Polymerization (Poster) Tomoyuki Toda, Norio Nakata, Akihiko Ishii, Tsukasa Matsuo, and Kohei Tamao
  3. 学生講演賞,山口雄規,日本化学会第92春季年会(2012.3.25-28,慶應義塾大学,矢上キャンパス) 強リン光性五員環1,2-テルラプラチナサイクルの合成と発光特性(2K4-35)○山口雄規,中田憲男,石井昭彦
  4. 依頼発表,第57回高分子討論会(2011.9.28-9.30,岡山大学) シクロアルカン環が縮環した[OSSO]型四座配位子を持つ4族遷移金属触媒の合成とイソ特異的重合反応(3F06)○石井昭彦,中田憲男,戸田智之,伊久間啓太,松尾 司

講演会・セミナー発表

  1. 第46回有機反応若手の会(2011年7月,群馬)シクロアルカン縮環[OSSO]型配位子の開発と精密重合反応への展開,中田憲男(依頼)
  2. フランス・ポールサバチエ大学・Conférence LHFA (2012年2月,トゥールーズ), Hyper active/selective olefin polymerization catalysts: S,O-based salen type complexes,中田憲男(依頼)

外部資金獲得状況

  1. 平成23-24年度(2011-2012)旭硝子財団 研究奨励助成金,[OSSO]型四座配位子を活用したイソ選択的ブロック共重合反応の開発,中田憲男(研究代表者),2,000千円(平成23-24年度)

科学研究費補助金

  1. 平成21-23年度(2009-2011)基盤研究(C),単離可能なヒドリド-カルコゲノラト白金錯体とアルキン類との反応の機構解明,石井昭彦(研究代表者)1,100千円(平成23年度)
  2. 平成23-24年度(2011-2012)新学術領域研究,炭素-硫黄結合ならびに酸素-水素結合の同時活性化を鍵とする新規分子変換反応の開発,中田憲男(研究代表者)2,700千円(平成23年度)
  3. 平成23-24年度(2011-2012)若手研究(B),高活性、高立体選択性、リビング重合を実現する究極のポストメタロセン触媒の開発,中田憲男(研究代表者)2,300千円(平成23年度)

共同研究

学会活動等

  1. Heteroatom Chemistry (Wiley) Far-East Editor

地域貢献等