博士前期課程基礎化学コースの授業においては、化学の諸問題を深く認識し、解決するために必要な基礎的な知識並びに専門的な知識を習得することを目標に、次のような体系的な教育を通して、研究の最先端にも対応できる知識の習得を目標とする。
物理化学系においては、研究に必要な基礎的な事柄として、量子化学、分子分光学、化学反応論、光・磁気化学、熱力学に、無機・分析化学系においては、学部での講義をさらに発展させた無機化学一般、及び固体化学や結晶化学にそれぞれ焦点を当てて講義を行っている。有機化学系においては、有機化合物の構造・反応、典型元素化学及び天然物有機化学に関する学部教育では補えない発展的な内容を講義するために、教科書を設定して講義を行っている。
博士前期課程基礎化学コースの研究においては、物質の合成・構造・反応・機能などの化学の基礎に関わる研究を行い、未知なる研究領域の開拓を目指している。
(カッコ内は人数,なければ1人)