活動報告・予告/学科便り の履歴(No.24)
2009年4月†
- 入学式
4月8日(水)に平成21年度の埼玉大学入学式が開かれ,基礎化学科には留学生1人を含む55名が入学しました。
- 新入生歓迎企画
毎年恒例となっている基礎化学科新入生歓迎企画が4月10日(金)に行われ,基礎化学科の先輩の大学生活体験報告,学科の先生方と新修士1年生も交えたお茶会,そして基礎化学科の各研究室と科学分析支援センターの見学会が開かれました。
- ソフトボール大会
4月18日(土)に基礎化学科主催のソフトボール大会が秋ヶ瀬公園で開かれ,学生,教員ら多数が参加しました。
- 学生実験室の改装
1年生〜3年生の実験で使う実験室が改装されました。
- 人事
本学科の斎藤雅一先生が、4月から新しく教授に昇任されました。
2009年3月†
- 科学技術振興機構(JST)の平成21年度 先端計測分析技術・機器開発事業「プロトタイプ実証・実用化プログラム」に採択!
坂本 章准教授が、(株)エス・ティ・ジャパン、国立歴史民俗博物館とともに応募申請した開発課題「文化財等複合材料評価用ラマンイメージング装置の開発」が、科学技術振興機構(JST)の平成21年度 先端計測分析技術・機器開発事業の「プロトタイプ実証・実用化プログラム」に採択されました。開発期間は平成21年4月から平成24年3月までで、現在開催中の国立歴史民俗博物館における企画展示「錦絵はいかにつくられたか」に出展しているラマンイメージング装置をより高性能なものにして実用化を目指すというプログラムです。
- 卒業研究発表会
3月3日(火)に平成20年度理学部基礎化学科卒業研究発表会が行なわれました。研究室所属の4年生29名が,一年間の卒業研究の成果を発表し,質疑応答に臨みました。大半の学生にとっては初めての発表でありましたが,緊張の中にも懸命に発表している姿が印象的でした。良い経験になったと思われます。
- 平成21年度埼玉大学理学部入学試験(後期日程)
3月12日(木)に、平成21年度埼玉大学理学部入学試験(後期日程)が行なわれました。基礎化学科では、30名の定員に対し195(119)名が志願(受験)しました。
- 卒業記念パーティー
毎年恒例となっている基礎化学科卒業記念パーティーが,3月19日(木)18:00から浦和ロイヤルパインズホテルで行なわれました。卒業生・修了生,教職員に加えて研究室に配属される3年生も参加し,盛会となりました。
- 修了・卒業式
3月24日(火) に修士課程の修了式が,3月25日(水)に学部4年生の卒業式が執り行われました。基礎化学科(コース)では,4年卒業生43名,修士修了生26名に学位が授与されました。
- 学会発表
基礎化学科の教員・学生による学会発表等を紹介します(講演者は太字)。
- 日本化学会第89春季年会(2009)(日本大学理工学部船橋キャンパス、2009年3月27日(金)~30日(月))
- 谷川智春(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「3つの異なるヘテロ原子官能基を有する新規なヘテラスマネンの合成」(口頭発表)
- 坂口正史(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、石村和也(分子研)、永瀬茂(分子研)「プルンボールジアニオンからのプルンボールアニオンの合成とその構造」(口頭発表)
- 白武宗憲(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「新規なジチエノスタンノールの合成と還元」(口頭発表)
- 橋本陽子(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「ジベンゾペンタレン及びそのジアニオンと金属試薬との反応」(口頭発表)
- 金冨芳彦(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「多フェニルセレノ置換ベンゼンの選択的合成」(口頭発表)
- 桑原拓也(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「スタンノールアニオン及びジアニオンと金属試薬との反応」(口頭発表)
- 富澤克哉(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「かさ高いm-テルフェニル型置換基を有するスタンニルスタンナンの合成とそのトランスメタル化反応」(口頭発表)
- 高橋泰弘(埼玉大院理工)、坂本 章(埼玉大院理工)「9,9'-ビアントリルのラジカルアニオン,ジアニオン,テトラアニオンの赤外吸収スペクトルの測定と解析」(口頭発表)
- 竹沢真人(埼玉大院理工)、坂本 章(埼玉大院理工)「ピコ秒時間分解赤外分光法による自己配列した立体規則性ポリ(3-ヘキシルチオフェン)の光励起ダイナミクスの研究」(口頭発表)
- 2009年春季第56回応用物理学関係連合講演会(筑波大学,2009年3月30日〜4月2日)
- 中山真一(埼玉大理),吉田雅史(埼玉大院理工),白井 肇(埼玉大院理工),上野啓司(埼玉大院理工)「透明グラフェン塗布電極を用いた有機ポリマー太陽電池」(ポスター発表)
- 吉田雅史(埼玉大院理工),菅沼洸一(埼玉大院理工),斉木幸一朗(東大院新領域),上野啓司(埼玉大院理工) 「グラフェンによる透明導電膜およびFET電極形成と評価」(口頭発表)
- 菅沼洸一(埼玉大院理工),吉田雅史(埼玉大院理工),斉木幸一朗(東大院新領域),上野啓司(埼玉大院理工)「 グラフェン塗布電極を用いた有機電界効果トランジスタの動作特性」(口頭発表)
- 日本農芸化学会2009年度大会(福岡国際会議場、3月27日〜29日)
- 阿久津健介(埼玉大院理工)・長谷川登志夫(埼玉大院理工)・岸保宏(埼玉農総研茶特)研・中村幸二(埼玉農総研茶特)「緑茶の種子に含まれる成分の検討」(ポスター発表)
2009年2月†
- 携帯型ラマンイメージング装置:国立歴史民俗博物館の企画展示「錦絵はいかにつくられたか」に展示中!
埼玉大学(大学院理工学研究科・坂本 章准教授)、(株)エス・ティ・ジャパン、国立歴史民俗博物館が共同開発した携帯型ラマンイメージング装置が、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で2月24日から開催されている企画展示「錦絵はいかにつくられたか」(2009年5月6日まで)に展示されています。同時に、この装置を用いて行った錦絵(浮世絵)とその版木の色材研究も紹介されています。より詳細な情報は,以下の国立歴史民俗博物館のwebページをご覧ください.
・「錦絵はいかにつくられたか」[2009.2.24-2009.5.6]
http://www.rekihaku.ac.jp/events/now.html
- 委託研究事業の説明を上田清司埼玉県知事に行いました。
2月18日(水)に上田清司埼玉県知事が県内を訪問する「とことん訪問」の一環として戸田漕艇場を訪れました。埼玉県ボート協会から委託研究として「戸田オリンピックボートコースの水質浄化」に関する水質調査などを行っており,基礎化学科からは化学分析を担当している永澤明教授と藤原隆司准教授(科学分析支援センター)が上田知事への事業内容の説明を行いました。
この事業は埼玉県ボート協会戸田ボートコースの水質浄化を目指して池蝶貝(淡水真珠の母貝)をボートコースに投入して、水質浄化と淡水産真珠のブランド化を図り、地域のイメージアップを図るとともに,多くの人々に環境問題について考える機会を提供するプロジェクトであり,国の平成20年度「地方の元気再生事業」に採択されています。
- 博士前期課程学位論文発表会
2月19日(木)と20日(金)に、大学院理工学研究科博士前期課程化学系専攻基礎化学コースの学位論文発表会が開催されました。26名の大学院生が、2年間の研究成果について、工夫を凝らした発表(20分)をパソコンを用いて行いました。質疑応答(10分)では、教員からの質問だけでなく、大学院生からも質問があり、活発な議論が行われました。
- 平成21年度埼玉大学理学部入学試験(前期日程)
2月26日(木)に、平成21年度埼玉大学理学部入学試験(前期日程)が行なわれました。基礎化学科では、15名の定員に対し57名が志願しました。
- 川越高等学校でのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)招へい講座
2月23日(月)午後、高校1年生22名、2年生7名に対して長谷川登志夫准教授が招へい講義を行いました。講義は「においの化学」という題で行なわれました。
- 学会発表等
基礎化学科の教員による学会発表等を紹介します(講演者は太字)。
- 第5回有機元素化学セミナー(京都大学化学研究所、2009年2月20日)
- 斎藤雅一(埼玉大院理工)「スタンノール及びプルンボールジアニオンの合成とその芳香族性及び反応性」(招待講演)
2009年1月†
- 3年生の研究室仮配属
基礎化学科では,3年後期から研究室へ仮配属することができます。今年度は,12月中旬に仮配属者とその仮配属先が承認され,3年生が各研究室に顔を出すようになりました。セミナーに参加したり,先輩方の卒論・修論の準備を目の当たりにすることで,新たな刺激となることを期待しています。
- 教員による個別面談
学生の大学生活をサポートするために,基礎化学科では,1年生と2年生を対象に教員が個別面談を行っています。今年度最後(通算第6回)の面談が,1月20日(火)に1年生を対象に,21日(水)に1年生を対象に行われました。後期試験が近いせいか,試験に関する話題が多く出ました。
- 学会発表等
基礎化学科の教員・学生による学会発表等を紹介します(講演者は太字)。
- 特定領域研究「超階層制御」 第8回 公開シンポジウム(上智大学四谷キャンパス、2009年1月20日-1月21日)
- 坂本 章(埼玉大院理工)「配列制御された共役ポリマーのピコ秒赤外吸収測定と励起電子-分子振動相互作用の解明」(ポスター発表)